print - 式の整った出力
使い方
print(e1, e2, ... )
パラメータ
e1, e2, ... - 任意の式
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説明
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関数 print は引数として現れる式の値を表示し、関数の戻り値として NULL を返します。出力された式は、コンマか空白で区切られています。print('``') は空白行を出力します。 同上コマンド、つまり % と %% は関数の戻り値が NULL なので、print コマンドの出力には働きません。
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以下の Iris 変数が書式を制御します。Iris 変数を設定するには interface を参照して下さい。
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Iris 変数 prettyprint は式の出力形式をチェックします。もし真 (デフォルト値) ならば、式は 2 次元形式で、もし可能ならばセンタリングして、表示されます。偽ならば、式は 1 次元のライン出力となります。
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Iris 変数 verboseproc は Maple 手続きの本体 (つまりコード) をどのように表示するかをチェックします。インデント付きのフル形式か、単なる ``...'' 略記形式かで表示されます。デフォルトでは、ユーザ手続きはフル形式で、Maple ライブラリ手続きは略記形式です。
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Iris 変数 screenwidth は使われている出力デバイスに合った文字数を指定します。多くの CRT は 80 文字幅であるので、デフォルト値は 79 です。
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Iris 変数 labelling (または labeling) は出力サイズを減らす % 変数の使用を可能とします。これらの % ラベルは、共通の部分式 (これらは一度以上現われる) を特定します。
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配列、テーブル、手続き、演算子の評価は名前に割り当てられた他のオブジェクトと違った振る舞いをします。それらは普通、単に名前を出力するだけです。たとえば、変数 A が array([1,2,3]) を指すとすると、 A は単に A と表示される。配列オブジェクトすべてを出力するには print(A) を使います。
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関数をユーザ指定の形式にする限られた機能があります。たとえば、ユーザが
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`print/complex` := proc(real,imag) real + 'j'*imag end
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と指定すると、complex(2,3) を出力させると、`print/complex` 手続きが引数 2,3 で呼び出され、値として 2 + 3*j となり、 2 + 3 j と表示されます。引数は最初にフォーマットされ、その後、エイリアス置き換えが行なわれることに注意して下さい。
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例
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| (2.1) |
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v := array([1,2,3]):
v;
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| (2.2) |
| (2.3) |
| (2.4) |
| (2.5) |
出力の過程内でコールされると、`print/foo` の結果は、自動的には、整った出力にはなりません。行列について整った出力をするための対応するルーチンを、`print/rtable` を使用して明示してコールする必要があります。
>
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`print/foo`:=proc(x)
`print/rtable`(Matrix([[x,0],[0,1]]))
end proc:
foo(0);
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| (2.6) |
| (2.7) |
| (2.8) |
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