LinearAlgebra[ZeroMatrix] - 零行列の作成
LinearAlgebra[ZeroVector] - 零ベクトルの作成
使い方
ZeroMatrix(r, c, cpt, outopts)
ZeroVector[o](d, cpt, outopts)
パラメータ
r - (オプション) 非負整数; 結果として生じる行列の行次元
c - (オプション) 非負整数; 結果として生じる行列の列次元
d - (オプション) 非負整数; 結果として生じるベクトルの次元
cpt - (オプション) BooleanOpt(compact); compact 形式の出力を選択
outopts - (オプション) outputoptions=list の形をした等式; 結果として得られるオブジェクトのコンストラクタオプション
[o] - (オプション) 結果として生じるベクトルの向きを指定するために [row] (行)かまたは [column] (列)のどちらか一方を用いる
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説明
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ZeroMatrix(r, c) 関数は成分のすべてが 0 である r x c 行列を返します。
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行次元が与えられなければ、デフォルトで 0 になります。列次元が与えられなければ、デフォルトで行次元になります。
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ZeroVector(d) 関数は成分のすべてが 0 である d 次元ベクトルを返します。
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ZeroVector[row](d)関数は行ベクトルが返されることを除いて、 ZeroVector(d) と同じように働きます。向きオプションが省略されるか、ZeroVector[column](d) が使われたならば、列ベクトルが返されます。
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次元が与えられなければ、デフォルトで 0 になります。
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compact オプション (cpt) が省略されるか、または、呼び出し手順の中に単に記号として compact または compact=true の形で含まれているならば、結果はストレージを極小化するために設計された shape 関数を用いることにより構成されます。オプションが compact=false と入力されると、フルな長方行列が作成されます。
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outputoptions オプション (outopts) は結果を作成する Matrix (または Vector) コンストラクタに追加情報 (readonly, shape, storage, order, datatype, attributes) を与えます。
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shape の値が outopts パラメータに与えられなければ、結果として生じるオブジェクトの shape は compact オプションによって決定されます。 一方、指定された shape を持つ結果は行列(またはベクトル)コンストラクタへ fill パラメータを経てすべての成分を 0 に設定されて作成されます。
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readonly=false が outopts パラメータに含まれていると、それはデフォルトの shape (zero) が outopts の中に可変の shape も含まれていることによりくつがえされない限り無視されます。
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この関数は LinearAlgebra パッケージの一部ですから、コマンド with(LinearAlgebra) を実行した後にのみ ZeroMatrix(..) の形で使うことができます。ただし、長い形の名前 LinearAlgebra[ZeroMatrix](..) を使えばいつでもアクセスすることができます。
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例
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with(LinearAlgebra):
ZeroMatrix(4);
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| (2.1) |
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MatrixOptions(%, shape);
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| (2.2) |
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ZeroMatrix(2, compact=false);
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| (2.3) |
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MatrixOptions(%, shape);
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| (2.4) |
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ZeroVector[row](4, outputoptions=[datatype=float]);
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| (2.5) |
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