numer - 式の分子を返す
denom - 式の分母を返す
使い方
numer(x)
denom(x)
パラメータ
x - 代数式
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説明
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numer(x) 関数は x の指示された数値フォーマットに対して以下の結果を返します。
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x のフォーマット 結果
有理数 x の分子
整数 x
浮動小数点数 x
複素有理数 x に x の実部と虚部の共通分母を掛けたもの
未定義 x
その他 未評価
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denom(x) 関数は x の指示された数のフォーマットに対する以下の結果を返します。
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x のフォーマット 結果
有理数 x の分母
整数 1
浮動小数点数 1.0
複素有理数 x の実部と虚部の共通分母
未定義 1
その他 未評価
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x が数値 (numeric) でないと、 numer と denom 関数は一般にまず normal 関数を用いた後で呼び出されます。 normal 関数は分子と分母の両方が多項式であるときに、式を 分子/分母 の形にするために用いられます。一度 x が正規化されると、 numer(x) 関数は単に x の分子を選びます。denom(x) についても同様です。注意: x が正規形であれば、分子と分母は整数係数を持ちます。
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x が正規形でないとすると、Maple は正規形 (normal 関数によって返されるものとは必ずしも同じ形ではない) に変換して、x が 分子/分母 の形の式であるような共通分母が求められます。
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例
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| (2.1) |
| (2.2) |
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numer( x^2-(x-1)*(x+1) );
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| (2.3) |
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numer( (1+x)/x^(1/2)/y );
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| (2.4) |
| (2.5) |
| (2.6) |
| (2.7) |
>
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a:=1/x^3-(1-x+x^2)/x^3;
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| (2.8) |
| (2.9) |
| (2.10) |
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