plots[rootlocus] - 根軌跡( rootlocus )プロットを作成します
使い方
rootlocus(f, s, r, options)
パラメータ
f - s の有理関数
s - 変数
r - (実数の)範囲
options - (オプション) 引数; 説明を参照
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説明
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rootlocus コマンドは、次の方程式の複素根をプロットします。
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1 + k f(s) = 0
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k は範囲 r = a..b 上を動きます。f(s) = n(s)/d(s) は s の有理関数なので、この方程式の根は、次の多項式の複素根の通り道をたどることに相当します。
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d(s) + k n(s) for k in a..b
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Maple の fsolve コマンドが、多項式の根を計算するために使われます。その他の引数はオプションで、option = value の形で指定されます。標準の plot オプションは、サポートされてます。
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はじめに、範囲 r = a..b 内で等間隔に n 点の k をとり、多項式を解きます。オプション引数 numpoints = n は、この点の数 n を指定します。規定値は 49 です。
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次に、互いにもっとも近くにある点を選び、k の近接する根のペアを作ります。k=k1 と k=k2 の 2 つの根の集合が、互いに十分に区別できない場合、アルゴリズムは、新しい点 k = (k1+k2)/2 の根を計算します。オプション引数 adaptive = false は、この機能を off します。
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最後に、違う曲線を区別して図示しようとします。近接点を線分でつなごうとします。これは、ときどきうまく働かず、取り散らかったプロットとなることがあります。オプション引数 style=point は、点で根を表示することにより、この機能を off します。
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コマンド with(plots,rootlocus) を使うと、このコマンドだけを定義できます。
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例
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with(plots,rootlocus):
rootlocus( (s^3-1)/s, s, -5..5 );
rootlocus( (s^5-1)/(s^2+1), s, -5..5, style=point, adaptive=false );
rootlocus( (s^5-1)/(s^2+1), s, -5..5, style=point );
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