solve コマンドで parametric を用いると、パラメータを含む多項式系の解を求めます。

方程式について、それに含まれるパラメータに対する完全な場合分けをした区分的表現による解を構築します。デフォルトとして、効率のよい怠惰な計算法で求めた区分的表現を返します。この方法では、区分的解の分枝の一部に %SolveTools[Parametric] の形式の不活性関数コールが含まれます。そのようなケースの解を求めるには value コマンドを使用します。この出力形式をとる理由は、計算を最小限にしつつ、必要に応じて特殊解の計算を簡単にできるようにするためです。

現在、多項方程式のみサポートされています。

parametric オプションは、方程式 parametric=lazy、parametric=full、parametric=proviso のいずれかの形でも指定することもでき、解は SolveTools[Parametric] の該当するモードで計算されます。（デフォルトは  parametric=lazy）

parameters オプションを使って、変数でない文字の一部だけをパラメータとして扱うように指定することもできます。

parametric オプションは Maple 15 より導入されています。

Maple 15 の変更点についての詳細は、Maple 15 の更新情報 をご覧ください。

solve({y=n*x+c, y=m*x+b}, {x,y}, 'parametric');

solve({y=n*x+c, y=m*x+b}, {x,y}, 'parametric'='full', 'parameters'={m,n});