Mapleでは、プログラムでドキュメントやインタラクティブなアプリケーションを作成することのできるツールを提供しています。Mapleでアプリケーションの開発を行いテストをしたら、Mapleドキュメントとしたり、生徒がウェブブラウザでアクセスできるようMaple Learnにアップロードしたりすることができます。Maple 2023 では、より多くのアプリケーションをより簡単に作成することができるようなツールを追加しました。
練習用クイズ
- 新しいクイズビルダーにはサンプルクイズが追加され、それをカスタマイズすることで独自のクイズを簡単に作成できるようになりました。質問の種類の選択、ヒントの追加、フィードバックの提示、回答の表示、新しい問題の作成を簡単に行うことができます。
- 解答の全ステップを問い、終的な解答だけでなく、各ステップに対するフィードバックを提示することのできる練習問題を作成できるようになりました。
- クイズにタイトルを付けることができるようになりました。
テンプレートギャラリー
新しいテンプレートギャラリーでは例題が提供され、インタラクティブなクリック式プロット、生徒が無制限に練習できてフィードバックも得られるクイズ、解を求める手順を提示する例題など、プログラミングが必要とされるような、複雑でインタラクティブな数学アプリを簡単に作成することができます。
- 44以上のテンプレートやカスタマイズ可能な例題が提供されており、関数、幾何学、微積分などをカバーしています。
- 例題では、クリック式のプロット、自己採点式の練習クイズ、解答手順などの高度な機能を実装する方法を紹介しています。
- これらのアプリケーションに使用されているMapleコードは、簡単に表示、コピー、修正することができるので、特定のアプリケーションをカスタマイズしたり、自分の作品の出発点としてコードを使用したりすることができます。
ツール
プログラム的にアプリケーションを構築するためのフレームワークを提供する
DocumentTools:-Canvasパッケージが拡張され、アプリケーションの外観をより自由にコントロールできるようになり、いくつかの共通タスクがより簡単にできるようになりました。
- Canvasエレメントに、フォントサイズ、色、スライダーコントロール、カスタム属性など、外観を制御するためのオプションが追加されました。
- 新しいスクリプトコマンドにより、1つのグループのクリア、文書全体のリセット、MathMLが埋め込まれたテキストのプレーンテキストへの変換が簡単にできるようになりました。
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