matrixplot 関数は、行列 A の行と列の添字に x 座標と y 座標を対応させた3次元グラフを定義します。値  z は、A の対応する成分の値になります。

残りの引数は、option = value の形の等式で指定されるオプションです。たとえば、次のようになります。

heights=histogram

結果は、3次元ヒストグラムの形で描画されます。

gap=r

r の値は、0 と 0.5 の間にある実数でなければなりません。

color=F

色は、F により指定されます。ここで、F は 2 引数の手続きです。

オプションとして、plot3d で使われているものの大部分を含みます。これらには、axes, view, title, labels, style, projection, orientation があります。

matrixplot を呼び出した結果は、プロットデバイスにより表示することができる PLOT3D データ構造になっています。ユーザは、変数に  PLOT3D の値を割り当て、ファイルに保存しておくことにより、これを読み込んで再表示させることができます。詳細については、plot3d[structure] を参照してください。

この関数は、plots パッケージの一部なので、コマンド with(plots) を実行した後でのみ、matrixplot(..) の形で使うことができます。しかし、 長い形のコマンド plots[matrixplot](..) を用いれば、いつでもアクセス可能です。

with(plots):
with(linalg):
A:= hilbert(8): B:= toeplitz([1,2,3,4,-4,-3,-2,-1]):
matrixplot(A);
matrixplot(A &* B);
matrixplot(A+B,heights=histogram,axes=boxed);
matrixplot(A+B,heights=histogram,axes=frame,gap=0.25,style=patch);
F := (x,y) -> sin(x*y):
matrixplot(A+B,heights=histogram,axes=frame,gap=0.25,style=patch,color=F);
with(LinearAlgebra):
L:=HilbertMatrix(4,5);
matrixplot(L);