電荷は、電流×時間 という次元を有しています。電荷の SI 補助単位は、クーロン (coulomb) であり、アンペア秒 (ampere second) として定義されています。

Maple では、次の表に示す電荷の単位を使うことができます。

アスタリスク (*) は指定省略時に設定されるデフォルト値であることを、アットマーク (@) は略記であることを表している。また、プレフィックス（接頭辞）欄において、SI は単位が SI プレフィックス全てと組み合わされることを、IEC は単位が IEC プレフィックスと組み合わされることを、SI+ と SI- はそれぞれ正と負の SI プレフィックスとのみ組み合わされることを表している。単位の名称または意味と記号はパッケージの索引処理により調べると良いでしょう。例えば、coulomb[SI]  またはe[Atomic]  などとします。また、標準的な意味で使われている場合には、例えば coulomb または e などの、単位名か記号だけを使って調べると良いでしょう。

電荷の単位は、以下のように定義されています。

abcoulomb は 10 クーロンを意味します。この単位は、エネルギー的にセンチメートル・グラムの平方根 ( (sqrt(cm*g)) と等価です。

statcoulomb は 10/c クーロンを意味します。ただし、c は光速度を表します。これは、square root centimeter square root gram (sqrt(cm*g)) とエネルギー等価です。

electron は 1 個の電子の電荷を意味し、約 1.602,177,33e-19 クーロンになります。

franklin は statcoulomb の別名です。

convert(coulomb, dimensions, base=true);

convert(1.60217733e-19, units, C, abC);

convert(1.60217733e-19, units, C, sqrt(cm*g), energy);

convert(1.60217733e-19, units, C, statC);

convert(1.60217733e-19, units, C, cm^(3/2)*g^(1/2)/s, energy);

convert(1.60217733e-19, units, C, e);