LinearAlgebra[RowSpace] - 行列の行空間の基底を返します
LinearAlgebra[ColumnSpace] - 行列の列空間の基底を返します
使い方
RowSpace(A, outopts)
ColumnSpace(A, outopts)
パラメータ
A - 行列
outopts - (オプション) outputoptions = listの形をした等式; 結果オブジェクトのコンストラクタオプション
|
説明
|
|
•
|
RowSpace(A) (ColumnSpace(A)) 関数は、行列 A の行 (列) で張られるベクトル空間の基底をなす、行 (列) ベクトルの集合を返します。このベクトルは、先頭成分が 1 の基底形式で返されます。
|
•
|
零行列の行空間(列空間)は、空のリストとなります。
|
•
|
outputoptions オプション (outopts) は、結果を作成する Vector コンストラクタに、付加情報 (readonly, shape, storage, order, datatype, attributes) を提供します。outputoptions が呼び出し手順に指定されていない場合は、それぞれの結果として得られるベクトルは、指定された同じオプションを持ちます。
|
•
|
この関数は、LinearAlgebra パッケージの一部ですので、コマンド with(LinearAlgebra) を実行した後にのみ、RowSpace(..) の形で使用が可能です。ただし、コマンドの長い形 LinearAlgebra[RowSpace](..) を用いれば、いつでもアクセスが可能です。
|
|
|
例
|
|
>
|
with(LinearAlgebra):
A := <<1,2,0>|<0,2,6>|<0,0,4>|<0,0,0>>;
|
| (2.1) |
| (2.2) |
| (2.3) |
>
|
RowSpace( <<0,0>|<0,0>> );
|
| (2.4) |
| (2.5) |
| (2.6) |
>
|
C:=<<15/4,-3/4*sqrt(10),1/4*sqrt(165)>|
<-3/4*sqrt(10),3/2,-1/4*sqrt(66)>|
<1/4*sqrt(165),-1/4*sqrt(66),11/4>>;
|
| (2.7) |
>
|
Normalizer := radnormal;
|
| (2.8) |
| (2.9) |
|
|