Maple 9 は、新しくより高度な数学アルゴリズムを提供します。
高速な Fast Fourier Transform (FFT) ルーチン
新規パッケージ DiscreteTransforms は、以前のリリースでのFFTツールよりも はるかに高速である 多次元 FFT ルーチンを提供します。 (詳細)
Scientific Error Analysis
新規パッケージ ScientificErrorAnalysis は、誤差すなわち不確かさを伴うデータの解析を手伝います。基本量の誤差が与えられると、それらの相関 や 共分散と同様に、それらから導かれた誤差を自動的に計算することができます。(詳細)
Function Advisor
新しいルーチン FunctionAdvisor は、たとえば、arctan や BesselK などの数学関数についての情報を提供します。 FunctionAdvisor を用いて、関数の数学的な定義、よく知られた恒等式、Maple シンタックス、などを見つけることができます。(詳細)
ODE と PDE ソルバの改良
Maple 9 は、厳密解あるいは数値解に対する ODE や PDE ソルバを拡張して、より多くのクラスの問題を取り扱うことができるようになりました。古典物理からの非線形境界値問題 (non-linear BVPs) 、Abel type ODEs、任意関数を含む ODE 系、非有理係数をもつ ODEs、その他数多くの場合に対し新しい解法があります。(詳細)
効率の改良
Maple 9 は、Numerical Algorithms Group Ltd. (NAG) から新しい数値アルゴリズムを多数統合してきました。新しいアルゴリズムは、スパース線形システムを解く際にパフォ-マンスが改善します。Mapleのシンボリック表現の内部ストレージは、また、ダイナミックハッシュテーブルの使用により、より効率的になりました。 (詳細)
完全な XML 互換性
Maple 9 ワークシートは、新しい XMLに基づく形式に保存されています。 XMLTools パッケージは、名前空間のサポート、XSLT 変換、XML 構文解析の検証など、 重要な新機能を伴いアップデートされました。(詳細)
高度な数学研究のための新しいルーチン
新規パッケージ IntegerRelations は、Lenstra-Lenstra-Lovasz (LLL) lattice basis reduction と Bailey and Fegusson's partial sum of least squares algorithm を使用して整数関係を見つけます。(詳細)
新規パッケージ QDifferenceEquations は、線形 q- 差分方程式を解き、2 つの多項式の q-dispersion を計算します。(詳細)
新規パッケージ gfun は、生成関数を操作し生成します。(詳細)
Mathieu 関数がMaple 9 で定義されています。(詳細)
SolveTools パッケージに、強力な新規ルーチンLinearAlgebra, StringTools, DEtools, Slode, LREtools, SNAP, SumTools があります。詳細は、Maple 9 の改良されたパッケージ: Part 1 と Maple 9 の改良されたパッケージ: Part 2 を参照してください。