DiscreteTransforms パッケージには、離散データの変換を計算するための関数があります。

このパッケージの関数は、 (現在は) 機械精度に限られています。これは、結果が Digits に依存せず、すべての計算が倍精度 (およそ 15 decimal digits) で行われることを意味します。

このパッケージの関数は、ほぼすべての互換性のあるデータ型について動作しますが、その変換を計算するために使用される適当なデータ型とともに使用される場合、最も効率的です。

DiscreteTransforms パッケージの各関数は、コマンドの呼び出しにおいて、関数名の長い形 long form 、あるいは、短い形 short form のいずれかを使用してアクセスすることができます。

DiscreteTransforms パッケージはモジュールとして定義されているため、このパッケージの関数にアクセスするために、DiscreteTransforms:-function の形式を使用することも可能です。 詳細は、Module Members を参照してください。

FourierTransform と InverseFourierTransform コマンドの効率的な使用に関する詳細は、FourierTransform/efficiency を参照してください。

特定の DiscreteTransforms 関数のヘルプを表示するためには、 Getting Help with a Function in a Package を参照してください。

with(DiscreteTransforms);

Z := Vector(4,i->evalf[15](1+cos(2*Pi*i/4)+I*sin(2*Pi*i/4)),
            datatype=complex[8]);

FourierTransform(Z,inplace=true);

InverseFourierTransform(Z,inplace=true);